ヒストリー:山崎英毅

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理容師になったキッカケ

高校3年生の頃、バンドをやっていて、ミュージシャンになりたいと思って、大阪に出たんです。でも、周りのレベルの高さに圧倒されてしまって、「これは無理だ。」と。結局、夢破れて防府に戻って来ました。でも、他にやることがないので「手に職でもつけるか」という軽い気持ちで防府のとある理容室で働き始めました。最初は「こんなところ、すぐ辞めてやる」と思っていたのですが、少しずつ技術を覚えていけるのが次第に嬉しくなって、いつの間にか、この仕事にハマっていましたね。

 

もともと人見知り

ぼくはもともと人見知り。だから、最初はお客様とほとんど話ができませんでした。当時は若かったから、突っ張っている部分も多分あったと思います。そうなると、笑顔が出ないから、お客様からは「怖いよ」なんて言われたりして。これじゃいけないと思って、「じゃぁ、天気の話でもしようか」って思って、お客様に話を振ってみると、不思議なものでお客様もおしゃべりしてくださるようになるんですよね。

 

毎朝「辞めよう」と思った

理容室の寮住まいを始めて、最初の3カ月は本当に辛くて、毎朝「もう辞めよう」と思っていました。朝7時から働いて、その日のうちに帰れないなんて当たり前。帰ってきても後は寝るだけ、という状態。6畳部屋に2段ベッドが置いてあって、そのベッドのスペースだけが唯一のプライベート空間。そんな環境でも、当時は家庭の事情で帰るところがなかったので、「まず3カ月、次に1年、そして3年我慢してみよう」って。

 

「技術」を覚える喜び

いま考えてみても本当に良くできているなと思うんですけど、住み込みって「技術」が確実に身に付く仕組みなんです。だって最初の頃は、給料も安くてお金がないから、仕事するしかない訳ですよ。そうして、技術がついてくると、少しずつ仕事が楽しくなってくるんです。技術を覚える喜びっていうんですかね? この仕事の醍醐味の一つだと思います。

カット技術が上達してくると、「自分の力を認められたい」と思い始めて、コンテストに参加してみたところ、まさかの惨敗! もう悔しいから毎日のように練習しましたね。19歳の頃からコンテストに出場し始めて、いま44歳でいまだに練習会に参加していますからね。すごく負けず嫌いなんだと思います。だから、今でも技術を覚えることに余念がない。コンテストにはもう出ませんけどね(笑)。

 

「自分の店を持ちたい」

自分のお店を持ちたいと思いだしたキッカケは、当時の待遇に納得できなかったから。当時の私は、入社して5年目、月商500万円のお店で店長をしていて、1人で270万円くらい売上げていたのに、給料はわずか16万円でしたからね。その頃から、漠然と「自分の店を持ちたい」と思うようになっていました。

自分のお店を持ちたいと思い始めていた頃、知人の紹介で、引退される理容師のお店を引き継がないかという話をいただきました。その地域で長年続いているお店だから、お客様はすでにいる。「それも悪くないかな」と思って始めたのですが、少し特殊な地域で、朝の5時からお客様がやってくるような店。しかも、カットのみのお客様中心のお店だから、カラーとかパーマとか、理容師、美容師にとってやりたいことが出来ない苦しさを味わいました。人間って自分のやりたいことが出来ないとストレスで病気になります。私も体調を崩してしまいまいました。やはり借金してでも「自分のやりたいことができるお店」を始める。本当の独立をしたいと強く思うようになったのはそれかです。

 

 

お店を建てても、不安で押しつぶされそうな毎日

自分のお店をどこに出店しようかと防府でテナントを探しているときに、銀行がまったく相手にしてくれない。悔しいから、「ぜったい自分でお店を建てる!」という風になって、だったら「お金を貯めなきゃ」って。毎週水曜日の「勉強会」で他店の状況や業界動向は知っていたので、「今後この業界は、理容・美容の垣根がなくなる」と思っていました。だから、自分のお店はユニセックスのお店にしようと決めていました。そんな思いでスタートした「ファースト」。でも、いざお店を建ててみたら、毎日不安で不安でしようがない。そんなときに真鍋に出会ったんです。

 

来年(2017年)の2月に建て替えリニューアルオープン

実は、去年まで「ファースト」は6名体制。しかし、当時のスタッフの中に、持病が悪化したり、苦手の接客が克服できなかったりの理由で2名ほど退職者が出ました。そんな中で「ヘアリゾート ファースト」は来年の2月に新しい店舗に建て替わります。

もっと「トータルビューティ」のための体制を整えて、会社のこれからの基盤づくりに力を入れたいので、最低10~13名体制にまでお店を大きくしたいと思っています。なぜかと言うと、人を採用していかないと今いるスタッフに無理をさせてしまうから。計画は着々と進んでいて、すでにデザイン会社と打ち合わせをしている段階です。

 

【業界について】

 

理美容業界の特徴って?

理美容業界は、とても個性豊かな業界だと思います。もともと親方日の丸に守られてきた規制産業。日本全国になんと30万店もの理美容室が存在し、これはあのコンビニエンスストアの店舗数よりも多いいです。一般的な理容店が年商500万円、美容室が年商700万円くらいの規模になります。理美容室の経営者って、不思議と「批判」から入る経営者が多いのですが、これからは店独自の「色」を出さないと生き残っていけないでしょうね。そういう意味では、人の意見を聞く「素直さ」は大切だと思いますよ。これからの理美容室は「○○があるから、あの店に行こう」と思ってもらえるような付加価値をつけることが大切ですね。

 

これからこの業界はこう変わる!

もうすでに理美容業界は厳しい「淘汰の時代」に入っています。なのに、この業界には危機感がない人が多すぎるような気がしています。もしかしたら、外国勢が日本に進出してくるかもしれないのに。厳しい「淘汰の時代」を生き抜くために「ヘアリゾート ファースト」は人にフォーカスしていきたい!スタッフが生き生きしていないと、サービス業は成り立ちません。「ファースト」で働くからには、やり甲斐を持って働いてほしいですね。

 

理美容業は「夢産業」

もしかしたら理美容業界にあまり良いイメージを持っていない人も多いかもしれません。「給料が安い」とか、「休日が友達と合わない」とか、確かにあると思います。でも、その悪いイメージをはるかに超える「やり甲斐」が理美容業界にはあります。昔から「夢産業」と言われる通り、頑張ればそれなりの給料を持って帰れる仕事です。ただ、好きでないと続かない仕事かもしれません。自分には「これしかない!」って覚悟を持てる人だったら、必ずこの業界でも成功するでしょう。この仕事は技術職なので、できなかったことが出来るようになる喜びは格別です。

理美容師は人に「夢」を与えることのできる職業。また、自分自身も「夢」を見ることのできる職業です。技術職だから、一歩一歩確実に階段を登っていけるし、努力して技術を習得した人がきちんと報われる、努力を決して裏切らない職業だと思います。理容師、美容師の仕事は生涯現役。将来、独立して自分のお店を持ちたいと思っている人でも安心してお店を持てるように、ファーストでは「のれん分け制度」を用意しています。

 

理美容に向いている人

この仕事が好きだって「気持ち」の持てる方。理容師、美容師は何もかもやらなきゃいけない仕事です。決して楽な仕事ではないので、若いときに周りの友達と休日が合わないとか、自分のいまの環境に我慢できる人かどうかも大事なポイントの1つ。ただ言えることは、苦しいことが延々と続くわけではないので頑張ってほしい。それから、人としての「素直さ」というか、人からの教えを「はい」と言って受け入れることが出来るかどうかも大切です。

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お店のコンセプト

10~50代のお客様が、「あのスタッフに会いたい!」と来店していただくのが「ファースト」の理想のスタイル。パッと見、高級店のようなゴージャスな外観で、お客様に「プチ贅沢」を味わっていただきつつ、店内では笑い声がこだまするようなカジュアルな雰囲気のお店。スタッフに会えるのを楽しみに来店していただくわけですから、スタッフにとっては、無理せず自分のキャラが出せる店。自分のキャラクターが出せるから、お客様も「○○さんに会いたい」って思える。新しい店で「ファースト」というブランドを作りたいんです。また、新しいお店では、お客様の周りの親しい人たちの家族写真を、格安で撮影できるようなサービスも始めます。

「ファースト」のお客様の6割は女性、4割が男性というユニセックススタイルのお店。お客様の年齢層としては、30代、40代、次に20代、そして10代、50代の順で多いですかね。それぞれの年代のお客様にもっともっと喜んでいただきたいので、将来は多店舗展開も視野に入れています。

「ファースト」の接客は、お客様にとって、話を聞いてもらいやすい、話しかけやすい雰囲気で、適度な距離感を大切にしています。おしゃべりが好きで、相手が何を考えているのか察することが出来る方なら、接客業に向いていると思いますね。私たちの仕事は、「○○さん(スタッフ)に会いたい」って思って来店していただくことが理想です。

 

【仕事について】

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「シャンプー」がすべての技術の基本

理美容師は、「シャンプー」に始まり、「カット」「パーマ」と徐々に技術を覚えていきます。でも、私の場合は、修行していた店舗の店長から、なんの前触れもなく「やってみて」っていきなり言われたんです。準備していなかったので、驚きましたが見よう見まねでやるしかないですよね。一生懸命やったのですが、お客様からモミアゲの長さが左右で違うことを指摘されて、頭が真っ白(笑)。とんだデビューになりました。悔しいから、それからメチャクチャ練習しましたね。そのお陰で技術が上達した部分もあると思います。それがあるから「ファースト」でもテストは当然ありますが、新人スタッフにもどんどんお客様を接客してもらっています。最初は失敗しても、私が責任を持つので力いっぱいやってほしいですね。必ずそこから大きく成長できますから。

どんな仕事をするの?

アシスタントとして入社していただく方には、まずは、受付、電話対応など「お店の顔」となる部分を担当していただきます。まず覚えていただく技術として、すべての基本の「シャンプー」。次に「マッサージ」、「ヘッドスパ」、「メイク」、「ブロー」、「セット」、「エステ」、「パーマ」、「カラー」、「白髪染め」、「カット」などを1つずつ、段階的に覚えていってもらいます。

また、スタイリストとして入社していただく方には、個人売上げを伸ばす技術を身に付けてもらいます。それから、着付け、マツエク、ネイルなど、自分が専門的に極めたいと思う部門を習得してもらいます。

 

「ファースト」で身に付く技術

「ファースト」で働くと、とんな失敗でも受け入れていく環境なので、いろんな技術が身に付きます。技術に自信がつかないと、接客ってなかなか上手くいかないモノです。だから、私自身もそうでしたがコンテストに出場して自分の技術を磨いて自信をつけてもらいたいです。そこの部分はいつまでも大事にしていきたいですね。「ファースト」は、普通の美容室と比較して、あんなこともこんなことも出来るよっていうスタッフを育成したい。新店舗は撮影スペースがあろからフォトコン(写真)に挑戦します。

理美容師は「手が荒れる」ってよく聞くけど?

確かに、この仕事をしていると手は荒れます。一方で、どんなにシャンプーやカラーをしても全然手が荒れない人もいます。手が荒れるからって理美容師をあきらめるのは勿体ないから、「ファースト」では手袋をしてシャンプーしてもいいよって伝えています。実は、シャンプーで手が荒れるのは「お湯」が原因。「お湯」が手の油を取ってしまいます。でも、仮にそんな荒れた手になることがあったとしても、それ以上の「喜び」がある仕事だと思うんですけどね。新店舗には手荒れ防止に「軟水器」をシャンプー台全てにつける予定です。

 

未経験者

理容師、美容師資格は国家資格。これから美容師を目指したいという未経験の人も「ファースト」では大歓迎。最初は「受付スタッフ」からスタートすることができるので、働いて給料をもらいながら、国家資格の勉強を続けることが出来ます。

理容師、美容師の「技術」を覚えていく順序ってとても良く出来ていて、まず最初はシャンプー技術の習得。シャンプーをマスターすると、手首が柔らかくなって、次のステップに進む準備が整います。でも、まず手首が柔らかくならないと、いつまでたってもクシさばきが上手になりません。だから、もっと早く技術を覚えたいって思うかもしれませんけど、まずは「シャンプー」を習得しないと、将来成長しないといけない時に、いつまでも中途半端な技術から抜け出すことができなくなってしまいます。

 

新人スタッフへの指導

新人スタッフへの指導体制は、先輩スタッフが面倒を見ることになっています。もしわからなかったら、ひとつ上の先輩スタッフに聞くという流れ。新人さんがまず担当することになる「受付」には、一般常識が必要。また、同じく最初に覚える「シャンプー」は、理美容師として基本の技術でもあり、お客様に最初に「プチ贅沢」な気分を味わっていただく大切なパート。シャンプー技術が上達すると、それだけでお客様がそのスタッフにファンになります。そういう素晴らしいシャンプー技術を持ったスタッフを「シャンプーソムリエ」と呼んで特別に大切にします。また、リニューアルする新しい「ファースト」では、この「シャンプー」を大切にしていきたいので、専用のシャンプールームを用意して、お客様にプチ贅沢を味わってもらうことになっています。

 

 

【待遇】

 

苦い思い出

いまの私は、スタッフにどうやったら長く勤めてもらえるのかしか考えていません。でも、昔は「何のために働くのか?」が自分自身の中で明確になっていなかったので、多くの失敗をしてきました。その中でも、私には忘れられない「苦い思い出」があります。2年間勤めてくれたスタッフの女の子が、結婚するというので、寿退社することになりました。そのとき私は「明日からどうしよう」という心配ばかりしていて、真っ先にその女性スタッフのことを祝ってあげられなかったんです。そんな自分自身が許せなくて、恥ずかしかった。スタッフが結婚しても心からお祝いができる体制。結婚しても理容師、美容師が続けられる店が作りたい。スタッフが心の底から美容師の仕事に「誇り」が持てて、「夢が持てる」のを叶えてあげるのが自分の仕事、使命なんだと今では確信しています。

 

結婚、出産しても働き続けることができる?

理美容業界には「結婚=退職」ってイメージがあると思うのですが、「ファースト」では産休制度、育休制度を整備しています。どういう制度かというと、お子さんを出産する前とまったく同じ給料で、労働時間を短縮して働くことができます。子供が小さい時はどうしても手を取られてしまうものですが、だからって仕事を辞めてしまうのは勿体ないですし、私としてもカムバックしてほしいと思っているので、育休制度を用意しています。子供の幼稚園や学校などの行事があるときは気兼ねなく自由に参加してもらって構いませんし、お子さんの急病のときも、周りのスタッフがしっかりサポートするので安心です。また、スタッフの人数が増えたら、週休2日制度も取り入れたいと思っています。

新しい「ファースト」は、スタッフが13名いればお店を回せます。13名体制になれば、交替制にして「週休二日制度」も実現できるし、スタッフが結婚しても、出産しても、「美容師」「理容師」という仕事を辞めなくてもよい環境が整います。

 

昇給の仕組み

アシスタントとして入社される方は、月給145,000円からのスタート。たとえば、カラーを覚えたら給料が150,000円になるといった風に、「技術」を習得していけば、ステップアップしていって、最終的にアシスタントの給料は月給160,000円になります。スタイリストになったら、16万円プラス歩合給(個人売上の15~20%)となるので、頑張り次第でかなり稼ぐことが可能になります。

 

 

イベント盛りだくさんの会社

「ファースト」はイベントの多いお店。スタッフの誕生日会に、クリスマス会、忘年会、社内旅行などイベントが目白押し。ちなみに、今年の社員旅行は3泊4日で石垣島に出掛けます。社内旅行の費用の半分は会社が出して、もう半分は給料から積み立てとなっています。また、「ファースト」は女性スタッフばかりなので、私の役割は「いじられてなんぼ」だと思っています。

 

プライベートな私

 

休日の過ごし方は、ロードバイク(自転車)で遠くまで出かけたり、自分の子供と遊んだりすることが多いです。ほかには、魚釣りも好き。一時期、ゴルフばっかりやっていた時代もありました。基本的にハマリ症ですね(笑)。ロードバイクでは12キロの坂道を登ったりもするんですが、登り切った後は何とも言えない達成感があります。また、お店の中には、ロードバイクが2台置いてありますし、変わったところでは漫画『進撃の巨人』のフィギアなんかも飾ってあります。

私の親が「あんたは家に居ない子供だった。」と今でもよく言います。近所の友達の家にお邪魔したり、近くの田んぼで遊んだり、子供の頃から忙しくしていたみたいですね。また、子供の頃はずっと剣道をやっていて、剣道3段の腕前。「礼に始まり、礼に終わる」という剣道の精神が大好きでした。もともと1つのことにのめり込むタイプなんだと思います。

 

 

新しく入ってくる方へのメッセージ

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私たちの仕事は、「会社の夢」「スタッフの夢」「お客様の夢」を叶えていく「夢産業」です。夢を叶えるために、1歩1歩成長していく。喜びがあれば「何のため」に努力するのか、その意味がきっと見つかります。

時には、壁にぶつかって、自分の可能性を信じることが出来なくなることもあります。ですが、「First」のスタッフは、そんな時にも助けてくれる、力になってくれる先輩ばかりです。「First」は、今後ますます前進していきます。一緒に成長していきませんか?

あなたの笑顔が加わるのを楽しみにしています。

 

(2017年1月現在の記事です)

 

株式会社 First

代表取締役 山崎 英毅

 

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